時計修理・オーバーホール/オメガトップページ

オメガスピードマスターオーバーホール・修理メンテナンスページ

HOME
オメガトップページ

このページではOMEGA SPEEDMASTER( オメガスピードマスター)の 手巻きクロノグラフモデルに特有なトラブルや故障事例、修理、オーバーホールなどについてに解説しています。

  目次
1、 このモデルの特徴
2、止まる・ストップウォッチ不良
3、時間の狂い・異常に進む
4、プッシュボタンのトラブル

5、リューズのトラブル
6、ガラスの曇り、水入り
7、オーバーホール料金
8、驚異のピカピカ仕上げとは?

1、このモデルの特徴

特徴は、「手巻き」「プラスチック風防」です。ベースになるムーブメントはCal.861系手巻きモデルです。クロノグラフ専用に設計されたスイス製の手巻きクロノグラフムーブメントです。他のブランドにも搭載される信頼性の高い機械です。歴史は古くMK-T、MK-U、MKVなど30年以上前からある超ロングセラーモデルです。ムーンフェイズ搭載モデルなどもあります。

ストップウォッチをスタートさせた時に動作する中心の秒針をセンターセコンドと呼びます。

リューズを横からみますとプッシュボタンとリューズは同一ライン上にあります。自動巻きモデルと比べるとリューズは大きなサイズで、ゼンマイ巻上げがしやすい設計となっています。


2、止まる・ストップウォッチ不良

代表的な例としてゼンマイ切れがあります。まったく動きません、リューズを使って手動巻上げしても手ごたえが無く、軽くなります。しかし切れる位置によっては数時間程動く事もあります。
12時間計の針が勝手に進む現象
ストップウォッチのスタートボタンを押していないのに12時間計の針が勝手に進んでしまう現象があります。歯車の摩耗によるものです。通常はストッパーがかかり12時間計の歯車を停止させていますが歯車の摩耗が進行すると止めきれなくなってしまい、結果的に12時間計針が進んでしまいます。歯車の交換となります。頻度は多くありませんが稀に見受けられます。

〜写真クリックで解説を見る事が出来ます。(ブラウザのバックボタンで戻ってください)〜

(右)スタートボタンに衝撃が加わったり、激しく操作すると内部レバーが破損します。破損部品が機械に挟まると動かなくなります。

(左)スタート、ストップ、リセットの順にストップウォッチを作動させる時、ストップのアクションでセンターセコンドがリセットされてしまう不具合の原因はハンマー用ステムボルトの破損です。

3、時間の狂い・異常に進む

1時間に5分、1日1時間以上進むといった異常な進みの原因の殆どがヒゲゼンマイの絡みつきです。時計の心臓部にあたる振り子の中心にある渦巻き状のバネのことですが、落下衝撃などによって中心がずれたり絡んだりしてしまいます。こうなりますと動作タイミングが狂ってしまい異常に進むようになります。絡みつきは修正が可能ですが殆どの場合、中心がずれる「偏心」が起こりますので修正の必要があります。

4、プッシュボタンのトラブル

プッシュボタンは内側からネジ固定されています。簡単には緩みませんが、長年の使用で緩むこともあります。

内部にはパッキンが封入してあり気密性を保持していますが、油切れやゴミの浸入で傷みます。パッキンが傷むと水が侵入し機械が錆ますので要注意です。
  5、リューズのトラブル

リューズ内部の封入パッキンが劣化すると浸水が起こります。巻真という部品を伝い機械が錆ます。巻真が折れるとリューズが脱落しますので要注意です。

6、ガラスの曇り、水入り

曇りや水の浸入を発見したら即時対処する事が重要です。入る量にもよりますが、3日以上放置すると機械に錆が発生しますので、緊急処置をしないと修理費用はどんどん高額になります、1時間でも早くご連絡下さい。 (軽度) 真水<海水<温泉 (重度) 
針の曇りや、腐食、文字盤インデックスの変色などは湿気浸入の証拠です。

7、オーバーホール料金

オーバーホール(分解掃除)の料金は32,000円(税別)で、以下の内容が含まれます。  

1、内部機械の分解掃除
2、本体ケースとブレスレットの完全洗浄
3、風防のキズ磨き
4、防水検査
5、精度調整と動作検査

時計のメンテナンスは、調子が悪くなる前にすることが基本で、3年〜4年に1回のペースが最も理想的です。ここまでにご紹介してきた不具合内容はその殆どが定期的なメンテナンスをすることで防止できます。時計の調子を維持し、30年以上に渡って使い続けるにはちょっとしたコツがあります。ポイントは2つありまして、実は簡単な事です。ひとつめは、時計内部に湿気を入れない事。ふたつめは綺麗にする事です。ひとつめの湿気ですが、手洗いのときや雨の日、暑い夏時期の汗などの水分を出来る限り時計につけない様に意識する。この時計は防水機能を持っていますが、リューズやプッシュボタンに付着した水分は容易には乾きません、その状態でリューズ、プッシュボタン操作をすると内部にしみ込んでしまいます。5年もするとケースや、プッシュボタンの付け根は腐食してしまい、非防水になってしまいます。汚れについても同じようなことが言えます。汚れの正体は、汗とホコリの混じった腐食性の高い物質です。放っておけば本体ケースさえ溶かしてしまうのです。恐ろしいですね、こまめに掃除しましょう。使い古しの歯ブラシと爪楊枝とやわらかめの布切れがあれば問題ありません(決して水洗いしないでくださいね)。


8、驚異のピカピカ仕上げとは?

ケースやブレスレットなど、何年も使いますと傷だらけになります。でも研磨職人の手にかかると新品のように見事にキズが消え去ります。アレコレ言うよりも、この写真をご覧下さい、とても10年ものの時計には見えないでしょう。過去にピカピカ仕上げをして頂きましたお客様は100%驚かれます、そして満足していただいています。是非お試し下さい。

ピカピカ仕上げ料金
オーバーホールとセットのお申し込みに限り

通常価格16,000円(税別)→セット特別価格10,000円(税別)

クリックして拡大(ブラウザのバックボタンで戻ってください)
写真は自動巻きモデルです.

Before

Before

After

After

After

After