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このページではオメガスピードマスターオートマチックーのモデルに特有なトラブルや故障事例を写真を元に解説しています。黒文字盤が殆どですが、赤色や黄色文字盤のシューマッハモデルなどがあります。オメガダイナミック・クロノグラフも同一モデルとなります。   目次
1、 このモデルの特徴
2、止まる・遅れる・進む
3、異常に進む
4、プッシュボタンのトラブル

5、リューズのトラブル
6、風防の曇り、水入り
7、オーバーホール料金
8、驚異のピカピカ仕上げとは?

1、オメガスピードマスターオートマチックの特徴

特徴は、「自動巻き(オートマチック)」「カレンダー無し」「プラスチック風防」ですが、最も大きな他モデルとの違いは内部機械ムーブメントが2階建て構造になっている事です。ベースになるムーブメントはシーマスターなどの自動巻きモデルと基本構造が同じになります。リューズを横からみますとプッシュボタンとリューズは同一ライン上には無く、リューズが若干下寄りについています。

オメガスピードマスターオートマチック
オメガスピードマスターオートマチック

風防の外側にある数字が刻まれたリングは、タキメーターベゼルといいます。

ストップウォッチをスタートさせた時に動作する中心の秒針をセンターセコンドと呼びます。


2、止まる・遅れる・進む

代表的な例としてゼンマイ切れがあります。
オメガスピードマスターオートマチックのゼンマイ
まったく動きません、リューズを使って手動巻上げしても手ごたえが無く、軽くなります。
  オメガスピードマスターオートマチックの不具合 最も多い原因は潤滑油の劣化による軸の表面荒れです。分針の取り付けられる歯車の軸が油切れを起こす事が殆どです。こうなりますと動作抵抗がとても大きくなりますので、時間精度も狂い、腕に装着していてもいつの間にか止まってしまう事すらあります。腕から外すと、ものの数時間で止まる現象の最も大きな原因です。軸の研磨修正が必要になります。
 
オメガスピードマスターオートマチックの油切れ

潤滑油が劣化した状態でもゼンマイを巻き上げると動きます。しかしこれは危険です、油が無いと歯車の軸が摩耗します。僅かなキズ程度でしたら研磨修正で済みますが、くびれてしまうほど摩耗が進行すると部品交換となります。ゼンマイを巻く時にゴリゴリした感触があるときは直ぐにメンテナンスに出しましょう。

オメガスピードマスターオートマチックの部品破損

3、異常に進む

1時間に5分、1日数時間進む異常な進みの原因の殆どがヒゲゼンマイの絡みつきです。時計の心臓部にあたる振り子の中心にある渦巻き状のバネのことですが、落下衝撃などによって中心がずれたり絡んだりしてしまいます。こうなりますと動作タイミングが狂ってしまい異常に進むようになります。絡みつきは簡単に修正可能ですが殆どの場合、中心がずれる「偏心」が起こります。
オメガスピードマスターオートマチックの振り子

4、プッシュボタンのトラブル

プッシュボタンは内側からネジ固定されています。簡単には緩みませんが、長年の使用で緩むこともあります。
オメガスピードマスターオートマチックのプッシュボタン
内部にはパッキンが封入してあり気密性を保持していますが、油切れやゴミの浸入で傷みます。パッキンが傷むと水が侵入し機械が錆ますので要注意です。
  5、リューズのトラブル

リューズ内部の封入パッキンが劣化すると浸水が起こります。巻真という部品を伝い機械が錆ます。巻真が折れるとリューズが脱落しますので要注意です。
オメガスピードマスターオートマチックのリューズ

6、風防の曇り、水入り

曇りや水の浸入を発見したら即時対処する事が重要です。入る量にもよりますが、3日以上放置すると機械に錆が発生しますので、緊急処置をしないと修理費用はどんどん高額になります、1時間でも早くご連絡下さい。 (軽度) 真水<海水<温泉 (重度) 

7、オメガスピードマスターオートマチック オーバーホール料金

オーバーホール(分解掃除)の料金は28,000円(税別)で、以下の内容が含まれます。  

1、内部機械の分解掃除
2、本体ケースとブレスレットの完全洗浄
3、プラスチック風防の傷消し磨き
4、防水検査
5、精度調整と動作検査

時計のメンテナンスは、調子が悪くなる前にすることが基本で、3年〜4年に1回のペースが最も理想的です。ここまでにご紹介してきた不具合内容はその殆どが定期的なメンテナンスをすることで防止できます。時計の調子を維持し、30年以上に渡って使い続けるにはちょっとしたコツがあります。ポイントは2つありまして、実は簡単な事です。ひとつめは、時計内部に湿気を入れない事。ふたつめは綺麗にする事です。ひとつめの湿気ですが、手洗いのときや雨の日、暑い夏時期の汗などの水分を出来る限り時計につけない様に意識する。この時計は日常生活防水(3気圧)機能を持っていますが、リューズやプッシュボタンに付着した水分は容易には乾きません、その状態でリューズ、プッシュボタン操作をすると内部にしみ込んでしまいます。5年もするとケースや、プッシュボタンの付け根は腐食してしまい、非防水になってしまいます。汚れについても同じようなことが言えます。汚れの正体は、汗とホコリの混じった腐食性の高い物質です。放っておけば本体ケースさえ溶かしてしまうのです。恐ろしいですね、こまめに掃除しましょう。使い古しの歯ブラシと爪楊枝とやわらかめの布切れがあれば問題ありません(決して水洗いしないでくださいね)。

オメガスピードマスターオートマチックのオーバーホール

8、驚異のピカピカ仕上げとは?

ケースやブレスレットなど、何年も使いますと傷だらけになります。でも研磨職人の手にかかると新品のように見事にキズが消え去ります。アレコレ言うよりも、この写真をご覧下さい、とても10年ものの時計には見えないでしょう。過去にピカピカ仕上げをして頂きましたお客様は100%驚かれます、そして満足していただいています。是非お試し下さい。

ピカピカ仕上げ料金
オーバーホールとセットのお申し込みに限り

通常価格16,000円(税別)→セット特別価格10,000円(税別)

オメガスピードマスターオートマチックの拡大図
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オメガスピードマスターオートマチックのケース1
Before
オメガスピードマスターオートマチックのバンド1
Before
オメガスピードマスターオートマチックの風防
After
オメガスピードマスターオートマチックの裏蓋
After
オメガスピードマスターオートマチックのバンド2
After
オメガスピードマスターオートマチックのケース2
After