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このページではOMEGA SEAMASTER( オメガシーマスター)のクロノグラフモデルに特有なトラブルや故障事例、修理、オーバーホールなどについてに解説しています。

  目次
1、 このモデルの特徴
2、止まる・遅れる・進む
3、異常に進む
4、プッシュボタンのトラブル

5、リューズのトラブル
6、ガラスの曇り、水入り
7、オーバーホール料金
8、驚異のピカピカ仕上げとは?

1、このモデルの特徴

エスケープバルブが特徴です、海底探査、油田掘削などの深海作業では、酸素とヘリウムガス混合空気を使用します。分子の小さいヘリウムガスは時計の中に侵入して減圧浮上の時に、時計内圧が高くなります。その内圧によってガラスやパーツ破損を防ぐために内圧を下げる装置がエスケープバルブなのです。通常のダイビングではエスケープバルブを使用することはありません。

300m防水機能を持っていますが、防水性能は年月と共に落ちますので油断は禁物です。リューズ内部のパッキンなどが劣化していると水遊び程度でも浸水します。エスケープバルブなどに緩みが無いかこまめにチェックしましょう。また、リューズは締めすぎたり内部のネジ山にゴミが付着すると摩耗してロックできなくなります。定期的なメンテナンスで洗浄と注油をすることで防止できるトラブルです。


2、止まる・遅れる・進む

代表的な例としてゼンマイ切れがあります。

まったく動きません、リューズを使って手動巻上げしても手ごたえが無く、軽くなります。
  12時間計の針が勝手に進む現象
ストップウォッチのスタートボタンを押していないのに12時間計の針が勝手に進んでしまう現象があります。これは、写真(上)の白いストッパーの摩耗によるものです。通常はストッパーがかかり12時間計の歯車を停止させていますがストッパーの摩耗が進行すると止めきれなくなってしまい、結果的に12時間計針が進んでしまいます。金属製の強化部品(純正品)が出ていますので歯車とセットで交換となります。

写真をクリックすると大きな写真をみることが出来ます。(ブラウザのバックボタンで戻ってください。)
 

クロノグラフの動作不良には左画像のカム軸の破損やスライドピニオン破損があります。衝撃によるものが殆どですが、油切れで軸摩耗することもあります。右画像ですが、カレンダー送り歯車(金色部品)です。カレンダーが切り替わる時刻に早送り機構を動かすと破損します。危険な時間帯20時から朝6時までの間に早送りはしないようご注意下さい。


3、異常に進む

1時間に5分、1日1時間以上進むといった異常な進みの原因の殆どがヒゲゼンマイの絡みつきです。時計の心臓部にあたる振り子の中心にある渦巻き状のバネのことですが、落下衝撃などによって中心がずれたり絡んだりしてしまいます。こうなりますと動作タイミングが狂ってしまい異常に進むようになります。絡みつきは修正が可能ですが殆どの場合、中心がずれる「偏心」が起こりますので修正の必要があります。

4、プッシュボタンのトラブル

プッシュボタンは内側からネジ固定されています。簡単には緩みませんが、長年の使用で緩むこともあります。

内部にはパッキンが封入してあり気密性を保持していますが、油切れやゴミの浸入で傷みます。パッキンが傷むと水が侵入し機械が錆ますので要注意です。
  5、リューズのトラブル

ネジ込み式のリューズですが、ネジ山が摩耗するとロックできなくなってしまいます。ケースに付いたチューブとリューズ内部のネジ山が共に摩耗してしまうので両方共交換が必要です。リューズのみの交換では再発の恐れがあります。チューブは溶接留めになっていますので納期は約1ヶ月ほどかかります。

6、ガラスの曇り、水入り

曇りや水の浸入を発見したら即時対処する事が重要です。入る量にもよりますが、3日以上放置すると機械に錆が発生しますので、緊急処置をしないと修理費用はどんどん高額になります、1時間でも早くご連絡下さい。 (軽度) 真水<海水<温泉 (重度) 
針の曇りや、腐食、文字盤インデックスの変色などは湿気浸入の証拠です。

7、オーバーホール料金

オーバーホール(分解掃除)の料金は29,000円(税別)で、以下の内容が含まれます。  

1、内部機械の分解掃除
2、本体ケースとブレスレットの完全洗浄
3、防水検査
4、精度調整と動作検査

時計のメンテナンスは、調子が悪くなる前にすることが基本で、3年〜4年に1回のペースが最も理想的です。ここまでにご紹介してきた不具合内容はその殆どが定期的なメンテナンスをすることで防止できます。時計の調子を維持し、30年以上に渡って使い続けるにはちょっとしたコツがあります。ポイントは2つありまして、実は簡単な事です。ひとつめは、時計内部に湿気を入れない事。ふたつめは綺麗にする事です。ひとつめの湿気ですが、手洗いのときや雨の日、暑い夏時期の汗などの水分を出来る限り時計につけない様に意識する。この時計はダイバー用防水(30気圧)機能を持っていますが、リューズやプッシュボタンに付着した水分は容易には乾きません、その状態でリューズ、プッシュボタン操作をすると内部にしみ込んでしまいます。5年もするとケースや、プッシュボタンの付け根は腐食してしまい、非防水になってしまいます。汚れについても同じようなことが言えます。汚れの正体は、汗とホコリの混じった腐食性の高い物質です。放っておけば本体ケースさえ溶かしてしまうのです。恐ろしいですね、こまめに掃除しましょう。使い古しの歯ブラシと爪楊枝とやわらかめの布切れがあれば問題ありません(出来るだけ水洗いしない方が安全です)。


8、驚異のピカピカ仕上げとは?

ケースやブレスレットなど、何年も使いますと当然傷だらけになってきます。でも研磨職人の手にかかるとまるで新品のように見事にキズが消え去ります。アレコレ言うよりも、この写真をご覧下さい、とても10年ものの時計には見えないでしょう。過去にピカピカ仕上げをして頂きましたお客様は100%驚かれます、そして満足していただいています。是非お試し下さい。

ピカピカ仕上げ料金
オーバーホールとセットのお申し込みに限り

通常価格16,000円(税別)→セット特別価格10,000円(税別)

クリックして拡大(ブラウザのバックボタンで戻ってください)

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